スポンサードリンク
反力について
建築士2級の試験では、反力を求める問題も出題されます。構造力学の基本の考えですので、覚えておかなくてはいけない事項です。
反力とは物を支える力と考えるとよいでしょう。荷重の作用する方向による分類は、鉛直荷重と水平荷重があります。荷重の種類による分類は、自重と呼ばれる建物自身の重さの固定荷重と人間や物の重さの固定荷重があります。そのほかに、積雪荷重・風圧力・地震力・土圧・水圧などがあります。
荷重のかかる期間の長さによる分類は、固定荷重・積載荷重・多雪地域の積雪荷重などの長期荷重と風圧力・地震力などの短期荷重があります。
次に荷重のかかり方に分類は、集中荷重・等分布荷重・等変分布荷重・モーメント荷重の4種類があります。木造のはりにかかる床荷重は、床に一様に分布しているものとみなして、荷重を等分布荷重として計算します。
鉄筋コンクリートのはりにかかる床荷重は、床とはりが一体につながっているため、木造のはりのように等分布荷重にはなりません。 支点ローラーの反力は、支持面に対して垂直方向の反力しか生じません。
支点・ピンの反力は、回転は自由であるが、水平方向、垂直方向に移動を拘束された支点です。したがって、反力モーメントは生じませんが、垂直方向・水平方向には反力が生じる可能性のある支点です。
これらの基本的な荷重の考え方や、支点条件の考え方は、2級建築士の試験問題以前に、あらゆる設計分野では必要になりますので、必ず覚えておきましょう。
カテゴリー:建築構造力学
反力について:関連記事
基礎・地盤について
基礎の種類には基礎スラブの形式による分類と地業の形式による分類があります。 基礎スラブの形式による...
試験によく出る構造物
2級建築士試験の問題に良く出る、構造系というのがありますので一通り紹介しておきます。 まず、はりの...
荷重について
荷重には、5つの種類があります。 建築基準法施行令84条に記載されている、建物自身の重さとなる固定...
変形について
変形には、3つの種類があります。せん断力で起きるせん断変形、曲げモーメントで起こる曲げ変形、圧縮力...
断面係数ってなんだろう
断面の性質は、断面の図形に関係する係数であって材質には無関係です。ある軸に対する断面1次モーメント...
トラスの応力
トラスとは三角形の骨組みからできていて、部材には軸方向力しか生じない骨組みのことです。トラスは節点...
応力ってなんだろう。
応力とは、骨組み内部に働いている力のことをいいます。 建築物の骨組みには、外から外力である荷重と荷...
反力の求め方
構造物の反力を求める際、まず、反力の記号を割り振ります。A点の反力はRAと表します。A点の水平反力...
力の釣り合いについて
構造物について、支点の状態に関係なく節点が剛な骨組をラーメンといいます。一方、支点の状態に関係なく...
モーメントについて
モーメントとは、物体に力Pが作用した時、力の作用線上にない任意の点Oの周りに物体は回転します。この...
力とは何だろう
建築設計をする上で、欠かせないのが構造物にかかる荷重の考え方です。 当然、2級建築士試験でも、この...
建築士資格には1級・2級がありますが、2級建築士の受験日程は、学科試験が毎年7月上旬、製図試験は9月下旬に行われます。
受験資格としては、建築学科のある大学や専門学校を卒業している方、大学の土木学科卒業の場合であれば、さらに実務経験1年以上が必要です。高校の建築土木課程の卒業の場合は、実務経験年数3年以上が必要です。また、学歴に関係なく、7年以上の実務経験があれば受験資格があります。
